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代表ブログ「永易さんのこと」

元三菱東京UFJ頭取の永易克典さんが、先日亡くなりました。2008年に頭取になり、最大の経営課題だった東京三菱とUFJ銀行のシステムの完全統合を指揮し、2010年からは持ち株会社の三菱UFJフィナンシャルグループの社長も務めました。また全国銀行協会の会長にも就き、東日本大震災への対応にも尽力しました。

実は永易さんは私の高校の先輩でして、確かまだ取締役にもなっていなかった頃でしょうか、私たち後輩に、丸の内の地下にあったレストランでカレーをご馳走になった記憶があります。カレーといっても、とても高い価格だった印象が残っています。

ビジネスにおいては辣腕をふるっていたのでしょうが、決して偉ぶらず穏やかで、さっそうと歩きやはり銀行のエリートは違うなあと、羨望の思いで話をした思いがあります。

日経新聞による永易さんの評は、こう言っています。「金融界の保守本流を辞任する旧三菱銀行のトップには、スマートで紳士という印象が付きまとうが、永易氏は豪胆かつ無頼、異色のバンカーだった。三菱銀行と三菱信託銀行の連携の強力な礎を築いたのは彼の功績だ。

頭取就任後半年で訪れたリーマン危機の修羅場で、紙くずになるかもしれないと危惧されたアメリカ投資銀行のモルガン・スタンレーへの9千億円の巨額出資を決断し、この資本提携が今も邦銀が国際金融機関で存在感を発揮する頼みの綱となったという他はない。」

永易さんは、愛煙家でもあり、愛妻家だったということはよく知られたことでした。ご冥福をお祈りします。

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