代表ブログ「トヨタと日産」
ニッサンの凋落は、はなはだしいものがあります。
フェアレディZやスカイラインなどの名車を輩出した、あの日産はどこに行ったのでしょうか。
私は一度だけ、ニッサンの車のサニーに乗っていたことがありました。
ニッサンの車はハンドルが軽くて、ちょっと運転しづらい感覚がありました。
それ以来、今までずっとトヨタの車に乗っています。
顧問先でニッサンの部品を供給している企業の経営者から、かつてこんなことを聞きました。
「ニッサンは価格の査定が甘いが、トヨタは厳しい」
企業経営に対するスタンスがこういうところに出ているのだなと、当時思いましたが、結局は高じて業績に現れるといこことではないでしょうか。
私の感覚的なものですが、トヨタは愛知県で、日産は東京都で拠点を持っていることがこの違いを生んだのではないかと思うのです。
東京のスマートな紳士的なスタイルと、田舎といっては怒られますが、実利を重んじるスタイルとの違いとも言えます。
実は私は、元々東芝に10年勤めていましたが、原子力投資の損失や粉飾決算等で大失速してしまいました。
一方、日立はしっかりと業績を上げて不動の地位を築き上げています。
東芝は東京が本拠ですが、日立は茨城県に日立市があるように茨城が本拠です。
やはり、東京と地方の本拠の違いが、企業スタイルの差を生み、業績にも影響を与えているということは、私の穿ちすぎなのか、よくわからないところではあります。