代表ブログ「ウエルビーイング経営」
大企業では人的資本経営が謳われていますが、中小企業ではウエルビーイング経営と言った方が理解しやすいと思います。
ウエルビーイングとは、身体的・精神的・社会的に良好な状態を指し、単なる健康管理に留まらず、個人の充実感や幸福感の涵養を意味するものです。
ですのでウエルビーイング経営とは、こうした従業員の幸福感を経営の最重要課題として捉え、働きやすい職場環境作りや多様な働き方支援、メンタルヘルス対策、ワークライフバランスの推進を実施するものです。
今は働き方改革の流れで、働きやすさはかなり進んできたと思います。
当事務所も各種の取組みを図ってきましたが、これだけでは十分とは言えないと感じています。
それが、勤める会社でずっと働き続け、働きがいのある仕事に携わっているかどうかというものです。
いわゆるエンゲージメントの状態になれているかといえるのではないでしょうか。
エンゲージメントは大きく分けて、勤める会社のカルチャーに対して、組織に対して、仕事に対しての3つに分類されると考えます。
カルチャーに関しては、会社への信頼性があるか、会社の価値観に納得しているか、
組織に関しては、社内のマネジメントがうまく機能しているか、教育研修や仕事の進め方が円滑に実施されているか、評価や報酬、福利厚生といった制度が納得充実しているか、
仕事に関しては、自分の能力が発揮され、達成感があり、やりがいが感じられるか、
というものが重要なポイントだと考えられます。
中小企業においては経営資源が限られますが、一つづつ改善、実施、運用を続けていくことが重要だと考えています。