代表ブログ「嗚呼 長嶋茂雄」
とうとう、長嶋さんが逝ってしまいました。
子供のころから長嶋さんが大好きで、テレビの野球中継では、いつも応援してました。
ここぞというときは、必ずヒットやホームランを打つ長嶋さんは、私の憧れであり、ヒーローでした。
私と同世代の人たちも、ほとんど同じだったのではないでしょうか。
「四番サード長嶋!」というウグイス嬢のアナウンスがあると、それだけで球場のファンが盛り上げるのが、テレビを見ていてもよくわかりました。
実は私は一度だけ長嶋さんを見たことがあります。
それは、今から遡ると20年近く前になる頃です。
長嶋さんと同じころオールランダーの内野手として活躍していた選手がコーチ等を歴任後、引退後会社を興し、私が税務顧問をしていました。
残念ながら病気でお亡くなりになったのですが、東京での大きなお寺でのお葬式の参列に向かう途中、夕方薄暮のころでした。
向こうから一団の人達、4,5人でしょうか、葬儀を終えて帰る途中でした。近づくにつれ、先頭にあの長嶋さんがいるのです。
そして長嶋さんの後ろに、中畑さんや篠塚さんたちが従っているのです。
長嶋さんの背骨がすっと立った颯爽とした歩き方は、とてもサマになっているのです。
そして長嶋さん自身にオーラが出ているのがわかるのです。
すれ違いでしたが、私は振り返って長嶋さんをずっと見続けていました。
私にとって感動モノでしたし、オーラというものがあるんだな、ということも実感できました。
長嶋さんの明るさと超ポジティブさが、日本のプロ野球を発展に導いたことは間違いないですし、長嶋さんのような、子供たちだけでなく大人にも夢と希望を与えてくれる人がもう現れないのでは、という一抹の寂しさがあります。
心よりご冥福をお祈りいたします。