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経営通信2021年2月号「急激な環境変化のなかで、自社のできることを探そう」

急激な環境変化のなかで、自社のできることを探そう

経営環境の変化と、その影響を考えてみよう

新型コロナによる経営環境の変化には、次のようなことが考えられます。
◎新型コロナがもたらした経営環境の変化の例
・ コロナ禍以前の売上には当面戻らない
・ 衛生面の意識が高まる
・ 非対面・非接触型への移行が進む
・ ソーシャルディスタンスを確保する
・ デジタル化が急速に進む
・ リモートによる新たな働き方が生まれる
・ インバウンド消費が見込めない
・ 自粛や抵抗感から人の移動に制限がかかる
・ 店舗や室内型事業は、客席数が減少する
・ 新型コロナによって、新たなビジネスモデルやビジネスチャンスが生まれる

自社の「強み」を再発見しよう

経営環境の変化を認識したら、経営方針や対応策を検討する必要がありますが、その際、SWOT分析という手法が役に立ちます。
SWOT分析は、経営環境を、自社の努力では変えることができない外部環境(機会・脅威)と、自社の努力で変えることができる内部環境(強み・弱み)とに分けて可視化することで、経営方針を決めるための検討材料を洗い出す手法です。
まず、「機会→脅威」の順に外部環境を洗い出し、次に自社の「強み→弱み」の順に内部環境を洗い出します。
同じ外部環境要因であっても、企業によっては、それが機会となる場合もあれば、反対に脅威となる場合もあります。
例えば、「衛生面への意識が高まる」という要因の場合、衛生管理が行き届いた企業にとっては機会であり、そうでない企業にとっては脅威となるでしょう。自社の強み、弱みによって、機会や脅威も変わります。機会を活かせる自社の強みを考えてみましょう。
新型コロナによる環境変化は、過去の成功体験や強みを弱みに変えてしまっていたり、強みをより強くさせているかもしれません。
今一度、自社の内部環境を見直すことで、他社よりも優位な強みや自社の特長を再発見してみましょう。
また、機会としては、市場・消費の動向、商品、製品の需要などの変化やデジタル化の進展などによって、新たな市場や価値観が生まれており、そこに新たなビジネスチャンスの可能性があるはずです。

「機会」と「強み」を活かした戦略を考えよう

機会、脅威、強み、弱みの現状分析で終わらせるのではなく、追い風やチャンスである機会に対して、自社の強みを活かした、今できることを探すことで、今後の戦略を考えるヒントになります。
じっとして嵐が過ぎ去るのを待っているだけでは、状況はますます悪くなります。今できることから一歩を踏み出しましょう。

出典 TKC事務所通信

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