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経営通信2022年3月号「持続可能な企業になるためにSDGsに取り組もう!」

持続可能な企業になるためにSDGsに取り組もう!

これからの企業に必要なこととは?

企業はこれまで、自社の利益を最大化させるために製品やサービスを提供してきました。しかし、昨今の少子高齢化による人材不足や消費者ニーズの多様化等により、売上拡大や事業承継において課題を抱える企業が多いのではないでしょうか。企業が将来に渡って継続し、より発展していくために必要となるのが、長期的な視点で社会のニーズを重視した経営と事業展開です。
そこで、今、ビジネスの世界では、経営リスクを回避するとともに、新たなビジネスチャンスを獲得して持続可能性を追求するためのツールとして、SDGs(エスディージーズ)の活用が注目を集めています。

企業経営の道しるべとなるSDGs

SDGsとは、2015年9月に国連で193加盟国の全会一致で採択された国際目標で、「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)」と呼ばれています。 2030年までに社会が抱える問題を解決し、明るい未来を創るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。
2017年には、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が環境・社会・ガバナンスを適切に配慮する企業に1兆円規模の投資を決定しました。これは、これらの企業が将来的なリスクを軽減でき、今後生まれる新規市場に参入できる、といった点が評価されたためです。

市場は今、SDGsの時代に

SDGsは、すでにビジネスの世界で「共通言語」になりつつあり、日本経済団体連合会や各業界団体、地方銀行、さらに、個別の企業においても取組が広がってきています。特に、世界を相手に事業を展開する大企業では、バリューチェーン全体の見直しを始めており、中小企業のサプライヤーにも影響が広がってきています。
SDGsの普及とともに、市場のニーズ、そして取引先からのニーズとして、SDGsへの対応が求められるようになってきています。実際、投資の条件として、収益だけではなく、SDGsに取り組んでいるかどうかも見られる時代になってきているのです。

SDGsの活用によって広がる可能性

(1) 企業イメージの向上
SDGsへの取組をアピールすることで、多くの人に「この会社は信用できる」、「この会社で働いてみたい」という印象を与え、より、多様性に富んだ人材確保にもつながるなど、企業にとってプラスの効果をもたらします。

(2) 社会の課題への対応
SDGsには社会が抱えている様々な課題が網羅されていて、今の社会が必要としていることが詰まっています。
これらの課題への対応は、経営リスクの回避とともに社会への貢献や地域での信頼獲得にもつながります。

(3) 生存戦略になる
取引先のニーズの変化や新興国の台頭など、企業の生存競争はますます激しくなっています。今後は、SDGsへの対応がビジネスにおける取引条件になる可能性もあり、持続可能な経営を行う戦略として活用できます。

(4) 新たな事業機会の創出
取組をきっかけに、地域との連携、新しい取引先や事業パートナーの獲得、新たな事業の創出など、今までになかったイノベーションやパートナーシップを生むことにつながります。

SDGsを活用して持続可能な企業を目指そう!

SDGsのゴール・ターゲットを見ると、自社の取組とのつながりに気づきます。そこから、自社の強みは何であるかを改めて見直したり、SDGsに示された課題を解決できる自社の潜在能力に気づくことができたりします。
持続可能な会社にするためには、今の社会のニーズだけでなく将来のニーズも満たすような事業展開が必要です。SDGsを掲げた企業経営によって、持続可能な企業へと発展していきましょう。

出典:環境省「持続可能な開発目標(SDGs)の促進」

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